麻薬捜査官ブラドックはサメを原料にしてつくられた麻薬「HT25」を追うためとある組織に潜入していた。HT25をつくるための実験の過程で様々なクリーチャーが生み出されており、その中にはカニとサメの合体生物「カニザメ」がいたー。
B級なのは分かっていましたしそこまで期待していませんでしたがそれにしても……。
サメを材料につくった新薬。その過程でタイトルのシャークラブこと「カニザメ」のみならずクモの足をもったコウモリや半分サメ、半分人間のサメ男がいることも判明します。
カニザメのCGもちゃちいのですが、このサメ男が手作り感満載。歯の部分なんて「画用紙で作ってる?」と言いたくなるような質感の見た目です。
銃撃戦もあるのですが銃の発砲音もちゃちい。「銀玉鉄砲か?」とテレビの前でツッコんでしまいました。
新薬をつくった博士が薬と一緒にFBIのところまで逃げだそうとします。しかし途中で組織の人間に捕まり薬を奪われます。博士はその後車のトランクにいれられ放置されます。「えっ、放置するだけ? 殺さないんだ」とここも結構引っかかったシーンです。
室内のシーンも結構あるのですが同じアングルでしか映さない。私の予想ですがおそらく最低限のところしか作り込んでいないため同じアングルでしか映せないのではないでしょうか。
主人公はヒゲモジャの見た目をしているのですが、途中でヒゲが無くなります。ヒゲがあったり無かったりするので同一人物だとしばらく気付かないまま視聴していました。
肝心のカニザメですが要所要所しか出てきません。サメ男の方がよっぽど出てきます。最後も主人公が何かするでもなくカニザメは勝手に死んでしまいます。というかあまり主人公もカニザメも戦っておりません。
あれ、クモコウモリは……?
ストーリー・キャラ両方とっちらかって良く分からない。ブログには書いていませんが「オクトパス」という映画があり、巨大タコがでてくるモンスターパニック映画ですがこれも「シャークラブ」と同じくタコとの戦いよりテロリスト相手の人同士の戦いの方が多い映画でした。
個人の意見ですがモンスターパニックのくせにモンスターがあまり出ず人同士の戦いが多い映画はダメなB級映画の典型だと思います。
ツッコミどころの多い映画ではありましたが一番びっくりしたのはこれが2023年制作の映画だということ。スマホも出ず一昔前の家庭用の電話機で連絡を取ったりしてたので良くて2000年代の映画かと思っていました。
悪いところやツッコミどころばかり書いてしまいこの映画が好きという人には申し訳ありません。個人的には「この映画面白いよ!」という感じでオススメする映画では無いのですが、映画好き同士で話する時のネタ枠としては盛り上がるかもしれないのでそういうB級映画を探している方は観てみてください。
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