両親を飛行機事故で亡くした中学三年生の鹿島竜一(かしま りゅういち)と弟の虎太郎(こたろう)。二人っきりとなってしまった二人だったが、同じ航空事故で子供夫婦を亡くした森ノ宮学園の理事長に引き取られる。理事長は竜一が独り立ちする年齢まで面倒を見る代わりに、学園の保育ルームでベビーシッターをやることを命じ……という作品。
アニメ化もされた、少女漫画雑誌「LaLa」で現在も大好評連載中の作品です。少女漫画ですが恋愛描写はそこまで多くなく、保育ルームで預かっている子供達と世話をしている竜一を含めた周りの大人達とのふれあいを描く、育児マンガ的な作品です。
序盤に竜一は中学三年生から高校へと進級しますが、そこからは進級ということもなく、いわゆるサザエさん時空で話が進みます。
見所は、やはり子供達の可愛らしさ。お兄ちゃんLOVEでのんびり屋の「虎太郎」
やんちゃで、竜一の同級生であるクールなお兄ちゃん「隼」(はやと)にいたずらをしてはいつも泣かされている、でもお兄ちゃん大好きな「狼谷 鷹」(かみたに たか)
女の子でママ大好きな「熊塚 奇凛(くまつか きりん)
双子で、いつもニコニコ「狸塚 拓馬」(まみづか たくま)といつも泣き顔の「狸塚 数馬」(まみづか かずま)
赤ん坊で竜一と同じく保育ルームで子供達の世話をしている兎田(うさいだ)の背にいつもおぶさられている「猿渡 美鳥」(さわたり みどり)
主にこの子供達を中心にお話が進んでいきます。
少ないとは言ってもそこは少女漫画。竜一に思いを寄せるクラスメイトの「牛丸 雪」(うしまる ゆき)。真面目ゆえに堅苦しいことばかり言って人間関係にちょっと不器用、竜一のことが気になっているような……? な「猪又 まりあ」(いのまた まりあ)というキャラも登場し恋愛要素も少ないながらあります。
子供達の可愛さ、兄弟愛や親子愛も感じることができ幸せな気持ちにさせてくれる作品、『学園ベビーシッターズ』。漫画もアニメも素晴らしいのでぜひ観てみてください。
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