少し前になりますが、2024年7月2日の高知新聞に良い記事が載っていました。
「きょうの言葉」というコーナーで、「人生はトータルで見たら圧倒的に負けが多い」と題されて書かれた、俳優の中井喜一さんの言葉を受けての記事です。
『俳優にしても負けが多いわけで、勝ちは時々ご褒美のようにポンと与えられるだけ。だけど、失敗や負けたものの中から収穫を得られることのほうが多い』
引用:2024年7月2日の高知新聞より
敗北や挫折から学べることは多く、それは人生の糧となる。ということです。
しかし、私が心に残ったのはその後に書いていた記者の言葉。
『過去の失敗に関する不快な記憶には、そこから得られた貴重な体験や学び以上の重さがあり、どうやらそれが人間を臆病にさせるようだ』
引用:2024年7月2日の高知新聞より
私は学生時代、イジメを受けていて確かに、そこから人間関係に関してなど、学ぶこともあったかもしれません。
しかし、それ以上にその体験は私の人生に重みとしてのしかかっており、何かに挑戦しようと思ってもいじめてきた人間達の顔が浮かび行動することを恐れてしまいます。
この記事には、何かに挑戦する際に必要な勇気とは、失敗を恐れない心の強さとも書いています。
そんな心の強さは学生時代から10年以上経った今でも持ち合わせていませんが、俳優として第一線で活躍している中井さんですらたまにしか勝つことはない、圧倒的に負けの回数が多いということなら、人生という長い目で見て一回ぐらい負けが増えてもどうってことはない。
100回、1000回負けたとしても、一回の勝ちが得られればそれでいい。なかなか難しいことだと思いますが、そんな気持ちを持って、日々を生きていきたいです。