トレジャーハンターの「八頭大(やがしら だい)」、その相棒的ポジションである金銭欲望症の「太宰ゆき(だざい ゆき)」。大がお宝を求めて冒険する短編が6つ収録された「トレジャーハンター八頭大」シリーズの短編集。
入院していた時、病院の図書コーナーにあり全く知らないシリーズでしたが、面白そうなので読んでみました。シリーズですが短編集ということでそれまでの話とかを全く知らなくても読むことができました。
収録されている話は
・気に入った人間を取り込む鏡の話(鏡影の村)
・襲ってくるカラスを殺してくれと依頼される話(手招く依頼人)
・エイリアンに憑依された大がそいつと一緒に別のエイリアンを追う話(エイリアン憑依戦線)
・ゴーストタウンにあるお宝を巡ってそのお宝を守る者と闘う話(ゴーストタウンの血闘)
・絵からとびだし人を食う人食い絵画と闘う話(食いしん坊)
・触ると幸運に、しかし他の人に触られると一気に運が落ちるという宝石を巡る話(NY(ニューヨーク)・ハッピー遁走曲(フーガ))
上記6つの、怪奇とエイリアンに彩られた短編が収録されています。
宝を探すだけじゃなく、人智を越えた者と闘う様がド派手な冒険活劇といった感じでハラハラドキドキして読めました。
大の常人離れした身体能力、科学の粋を集めたといった道具(ツール)を使っての闘いも痛快です。
全く知らないシリーズの本でしたが、シリーズの最初から読んでみようかなと思うぐらい面白かったです。アクション冒険小説をお求めの方にオススメです。
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