白血病により余命わずかな息子を救うため、医者である父はゴリラの血と心臓を息子に移植する。目を覚まし助かったと思われた息子だったが、人間には強力すぎたゴリラの心臓は脳に異常を起こし、息子は怪物へと変身してしまう……という作品。
「talksessionyands」さんのブログ、『あなたの知らないワゴンセールの世界』で名前だけですが紹介されており、マニアに有名だということで気になって観てみました。
暴行魔とタイトルについていますが、最初にそれに近い描写はありますがほぼ男女関係なく怪物となった息子に襲われます。
襲いかたも性欲に任せて、という訳ではなく単純に暴れて殺しているという感じでした。
大分古い作品なので映像も古いのは当たり前ですが、手術シーンや殺害シーンで出る血や臓器はこの時代にしてはリアルに作られているのではないでしょうか。今の時代のスプラッタと比べてしまうと明らかに作り物と分かってしまうレベルですが、そういうのが苦手な人は観るのに注意が必要かも?
深いテーマのようなものは残念ながら私は作品中に感じられませんでした。悪い言い方をすれば怪物となった息子が人を襲うのを眺めているだけの映画? 一応、主人公らしき刑事が事件を追う様子や、父が息子のことを隠そうとする様子などはあるのですが……。
強いて言えば、ラストの刑事とヒロインの会話で「一人を救うために何人もの人を犠牲にした」という会話があるのですが、まさにその通りだよと思いました。
マニアには有名な作品らしいので、古典映画の知識として観てみるのもいいかもしれません。私はゲオの宅配レンタルでレンタルして観ました。
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↓ この作品を知るきっかけになった「talksessionyands」さんのブログ記事はこちら
talksessionyands.hatenablog.com
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